ラブホで有線が、スマホでUSENになって帰ってきた
神アプリ見つけた時は誰でも他の人に自慢したり、知ったかぶったり、或いは共感して欲しいもんですよね。40手前になるとプライベートで話をする友達も少なくなってしまい、ぼっち気味なオレはそんな感情を中3娘にぶつけた訳ですよ。
オレ「いや〜受験勉強中に誘惑しちゃうようで悪いんだけど、マジで神アプリみつけたわ。」
娘「えーどんなの?」
オレ「いや〜、スマホで有線放送聞けるアプリみつけたぜ。すげ〜だろ」
娘「はあ、有線?何それ?」
以下略
なにこのジェネレーションギャップ。全く喜びを共有出来てねえ。説明すんのもめんどくさいので書くよ。
ラブホで有線
その昔、まあ20年くらい前の話になるが、有線放送って言ったら一般ピーポーな層からすれば自由にそれのチャンネルをいじれる機会といったら彼女と入ったラブホテルの室内ぐらいしか無かった。あの枕元でピコピコボタン押すやつだ。しかしシチュエーションと場所が場所なだけに、時間制限があったり、他に重要な果たさなければならない目的があるもんだから、有線の選曲リストなんかまじまじ見て音楽聴いてる暇も余裕も時間も無かったっていうのが実際のところだ。
一部だが自分の部屋に引き込んで、コンポにつないで聞いている友達なんかもいるにはいたが、工事費+端末代+月額料金とその費用を考えると、とても敷居の高いシロモノだった。そして、今旬なミュージックをラジオのCMやディスクジョッキーの声を抜きにしてダラダラと流し続ける生活は、音楽好きにとって憧れの生活だった。
そもそも有線ってやつは業務用のBGM音楽だ。業務用ってのは全く魅力的なものが多いっす。
そんな興奮をヨソに、「音楽はタダかレンタル。握手付きならCD買ってもいいかな。」っていうのが今の中学生の音楽を取り巻く状況だ。
なので、このオレの興奮と有線が好きに聞けるアプリの神っぷりを現代の中学生、しかも女子に理解してもらうのは無茶かもしんない。
まあ、それはいい。
スマホでUSEN
そこでだ、神アプリとは書いてみたものの別に有線が聞けるだけなんで、どってことないんだけど、昔の価値がわかってる世代にとっては神なんじゃないかって思う。
で、アプリはこれ。
ざっと特徴はというと
- 月額料金490円で聴き放題
- お試し無料で3日間
- 550chの選択肢
もっというと
とにかくスマホ持ってて490円課金すれば有線放送ダラダラ垂れ流しの生活ができるってのがうれしい。
ただ、有線放送の唯一最大の弱点が、片方向のメディアなので1曲リピートができなかったり、聞きたい曲が見えてるのにただ黙って待つしかないっていうのがあるので、基本的にBGMとしてダラダラ聴く使い方だ。
かつては「NO MUSIC NO LIFE」なんてのたまってたオレも最近は、テレビの歌番組が減り、CD買うことも無くなり、忙しくて音楽を聴く時間も少なくなったりしてるんで、この550chをダラダラ物色して聴いて回るのもなかなか悪くないもんです。
おすすめな使い方
有線といいつつ時代のインフラに名前負けしてるようだが、これがスマホのBluetooth機能を使いそれに対応してる機器たちと組み合わせるとかなり最強タッグになる。
SoundGarden(ポータブルスピーカー)に飛ばす
[asin:B00BP1GHS2:detail]
こいつとの組み合わせはやばいです。
まあ、普通にお家のステレオ機器に飛ばして聴いてもいいんだけどウチのステレオ機器は古くてBluetoothに対応してないので、ちょっと前に買ったBluetooth対応ポータブルスピーカーが普段使いになる。上のやつ。
普段はこいつをキッチンに置いて皿洗いしながら聞いたりしてるけど、ポータブルなのでこれで実質どこでもUSENが楽しむことが可能。屋外も圏外でなければ問題無い。
当然しょぼい音でよければiPhone付属のスピーカーでも聴ける。
カーナビ
「スマホでUSEN」のレビューを軽く漁り読みしたけど意外と触れられていないのが、カーナビに飛ばして聴く方法。
最近のカーナビはBluetooth対応してる機種も多いので、これを使う。
[asin:B007TPEOXS:detail]
まとめ
とりあえずでお試し3日間でやってみたんだけど、3日間では飽き足らず課金してしまった。
一日分の昼メシ代だと思えばまあ、気楽なもんです。で、たぶんそのうち飽きると思うんですよ。そんで聴かなくなったらその月の月末なんかに解約すればいいこの手軽感。ハードに依存しないのでこれができる。
でもまあロングドライブとか行って往復10時間とか超えてくると持ち込んだ音楽も飽きてくるし、同乗者寝出すし、そんなときにサクッとUSENを選択できるのは嬉しい。
なので、夏休みとか盆暮れ正月とかそういう長休み取れた時にスポットで利用するのもアリだと思います。
そんなわけでアプリ化した「スマホでUSEN」によってようやくUSENが非日常的で特別なものではなくて庶民的で日常的なものになったと感じた。