りょーたろーの思考

思考停止にならないために…

オレ流の勝負理論を突き詰めていったら日経225先物に行き着いた

数年前になるがオレはパチスロにハマっていた。いや、ハマっているつもりは無かったが、客観的に見たらハマっている状態だったと思う。
基本的に土日はやらなかったが、平日、会社の仕事をさっさとやっつけた後は、あし繁くホールに通い、時間が許す限り台選定しつつ、収支的目線で美味しそうな台を打ち込んでた。


目的はといえば、単純に好きだったのもあるが、副収入を得るためというのが大前提としてあった。
そこそこの企業で働いて手取りで月25万〜30万貰っていれば人並みの生活を営むことは可能だが、結婚当初3万だった小遣いは2万に減額され、後に収入が増えてくるにあたり増額交渉はするものの、子供が増え、育って行く中で、小遣いの増額交渉を粘り強くすることは、夫婦関係の悪化と、精神的な疲弊を伴うことになる。
限られたサラリーマン収入のパイの中から取り合う内紛よりも、家庭を維持する前提ならば、外に外貨を求める方が建設的な解決方法なのだ。
かといって、バイトは禁止(会社はともかくヨメ的に)。仮にバイトが可能だとしても、これの収支は多かれ少なかれ時間給なために、明確になっちまう。これでは稼いだ金は全て上納しない訳にはいかず、そうなると本業の勤務先で残業した方がどう考えても割りがいい。
ネット使ってで稼ぐには家で本腰入れて時間の確保が必要となるとなればこれはこれで難しい。
サラリーマンの裏金(オレにとっては裏も表もないが)作りは大変だ。
様々な制約の中で暗中模索していくと公営ギャンブル或いはパチンコスロットなんかが手っ取り早く稼げる可能性があって、言い方は合ってるかわからんが足が着かないで済むという判断に至るわけだ。

ここまではまあどうでもいい。オレの個人的な思惑と置かれた環境なんで…。環境は人それぞれ、人生いろいろ千差万別。

オレ流勝負理論の着目点とは

さて本題、金稼がにゃならん。となったときに重要な要素は以下3点だと考えている。

  • 還元率
  • 楽しさ
  • 換算時給

あくまでオレ流だが、この3点について解説してく。

  • 還元率

ロマンとか楽しさとか考えずに現実的に本気で勝ちたい、負けるわけにはいかないとなったとき、研究しだすと誰しもが行き着く要素。取り扱うものによって、「テラ銭」「参加料」「手数料」などだったり複合的に考える必要があったりするが、総合的に言えば「還元率」ってことになるだろう。この「還元率」が高いものを選択することが勝ちに近づく基本となるのは言うまでもない。

  • 楽しさ

ギャンブルや投資みたいな勝負事において、「楽しさ」と「勝ち負け」は相関関係にある。
楽しく勝てれば最高だが、楽しさを優先する事は、リスクを取ることを意味するし、勝ちにこだわり勝つための戦略に徹することは退屈なことが多い。楽しくても負け続ければつまんないどころか死活問題になってくるし、手堅く勝ちを積み重ねるってこともまた退屈との戦いとなる。
また、楽しいものは運営費が多かったりするので還元率にも影響するだろう。

  • 換算時給

同じ10万稼ぐなら5日かけるより5分で稼げた方が良いに決まってる。ただ、5分で稼いだものは5分で消える可能性もあったりするが、まあ、ここでは最大瞬間風速ではなく、1年間ぐらいのスパンで見たときにその勝負にどれだけの時間を費やしたのかっていう見方が重要。これには調査研究にかかる時間も含んだ方がいい。

3要素をあてはめてみた

この3要素をいろんなものに当てはめて考えてみる。

宝くじ

還元率 ★
楽しさ ★★
換算時給★★★★★

宝くじ買ってる奴見ると還元率知って買ってんのかといつも思う。50%未満の還元率ではもう募金に近い感覚だ。
当選確認だけは楽しいかもしれんが、小当たりもなかった時の虚無感はマスターベーション後のそれよりひどい。
その「やっぱり買わなければよかった感」はハンパない。
手間といえば売り場に行って金出して買うだけ。故に換算時給は良くなるだろうが、当たってなんぼの話になればマイナスが少なくなったといった以上の話は無い。
どこぞの売り場で買えば当たりやすいよ論者もいるだろうが、これはゲーム性ではなくオカルトなので、「楽しさ」の評価基準からは除外したいところ。
と、宝くじについてここまでdisり気味の内容を書いてなんだが、今年の年末宝くじの共同購入に縁あって参加することになった。もちろん期待はしてない。

競馬

還元率 ★★
楽しさ ★★★★
換算時給★★★

こちらも還元率75%と低め。中央競馬なら運営スケールもデカく、競馬場まで足を運べば、迫力もあり参加してる感、場内での一体感から、なかなか楽しめる。
同じ括りの公営ギャンブルで言うと競輪とかオート、競艇も合わせて考えれば、参加する機会は多くなる。換算時給で考えると、何を買うかを研究するところが案外時間がかかるはず。この研究する時間が楽しみの大部分になるため、システマチックに機械的に馬券を選ぶと格段に楽しみが無くなるが、その方が多分勝率は上がるんじゃないかな。

パチスロ(パチンコ)

還元率 ★★★
楽しさ ★★★★★
換算時給★★

さて、一番稼げそうなやつだ。還元率が案外高い90%とも言われている。パチンコ屋に金持って行くだけでプレイできる気軽さと、それゆえに売上の高さで高還元率が実現可能となっているんだろう。
とにかく楽しい。基本そういう目的で作られてるんだから当然だ。ただ、勝ちにこだわるようになると毎回楽しいって訳にもいかなくなってくる。基本はひたすら高設定、高回転の台を可能な限り長く打つというのが勝つための手段、行動論理ではあるが、時には打たない、ヤメるという選択をしなければならない。この決断を楽しさが邪魔するのだ。
また、回してなんぼなので、代打ちでも頼まない限りは、稼働が必ず発生する。純粋に打ってる時間だけでなく、台や店などのチェックや、調査研究に費やす時間も考えると、たとえ収支で勝てたとしても換算時給はそうそう高くならない。
例えば一流のスロプロで、年収支で700万。一見これだけ見るとそこそこ楽して稼いでるように見えるが、パチンコ屋は年中無休。行動論理が合っているとすればあとは稼働時間の勝負。しかも打ちながら他の事はほとんどできないことなどを複合的に考え突き詰めると、頑張ったのに結果が割に合わないうえに、ハイリスクノーリターンだという結論にたどり着く。
相当好きなことが前提としても、趣味の延長で小遣い稼ぎができる程度だ。
逆にオレはこういったことを冷静に考えるようになってから、ヤりたくてしょうがなかったパチンコやパチスロからすんなり距離を置くことができるようになった。

麻雀

還元率 ★★
楽しさ ★★★★
換算時給★★

還元率は場代が一定とするとレートにより変動するが、勝ち続けてお友達を無くさない程度のレートだとたいして高くならなそうだ。かといって、フリーでバカ高いレートで打つのはサラリーマンにはハードルが高すぎる。怖い。
好きなら楽しく毎日でもできるだろうが、これもパチンコと同様に稼働時間が換算時給を落としていく。プレイ中は他の事はいっさいできない。オレ自身の積み重ねたデータは持ってないが、プラス収支で場代と飯代払ってチャラになる程度が現実的なレートと勝ちラインではないか。まあそもそも稼ぐものという考えは持っておらず、楽しむもんだと考えてるお方が世の大半だろうしそういうジャンル。

還元率 ★★★★
楽しさ ★★★
換算時給★★★

投資のジャンルとされるのが一般的だが、金突っ込んで勝負が決まるっていう個人的な観点から見ればギャンブルとそう大差はない。還元率は高く99%以上ある。100%越えとする説もあるが証券会社に払う手数料が立派に存在するのと控除率の観点のみからすれば99.x%とするのが妥当だろう。
つまり、テラ銭は限りなく少ない。
楽しさは銘柄選びと株価予想なので、能動的に楽しさを見つけることができなければ、特段株式市場はオレたちに楽しさは与えてくれない。まあ、拡大解釈すれば銘柄によっては株主優待があるので、それはそれで楽しめるかもしれない。ただしこれも勝負に重要な売り時の決断を見誤らせる要素にもなりうるので注意が必要だ。
換算時給は当然ネット証券使えばエントリーとエグジット(売り買い)操作だけなので高くなるようにも見えるが、株で一番稼働がかかる点は銘柄選びと株価チェックの調査研究だ。これの時間を少なくする事は可能だが、唯一の楽しさと相反してくる。いつも決まった銘柄だけやっていると飽きる。

勝負理論を突き詰めた結果の日経225先物

一通り解説じみたことを書いたところで、ここで書いた以外にもオンラインカジノだとか、競輪、競艇、オート、投資(投機)の方面ではFX、各種商品先物、などいろいろあるが、オレの観測範囲というか、経験則ではこんなもんかな。

でだ、これらを踏まえて最近のオレは専ら日経225だ。
パチスロ→暗中模索→日経225(←イマココ)だ。

まずはステータスから

日経225先物

還元率 ★★★★★
楽しさ ★★★★★
換算時給★★★★★

還元率は株と同レベル。いやそれ以下かもしれないが、捉え方が一律でないので、いろんな考え方があるかもしれん。
必要証拠金が現在で72000円で、手数料が往復100円(225miniの場合)とすると還元率は99.9%以上に楽勝でなる。これでレバレッジがminiでも100倍かかってることを考えるとさらに少なくなる。
楽しさも株同様で、与えてくれる楽しさは無い。ゲーム性は上がるか下がるか、High or Low。銘柄選びの楽しさも225にかぎれば無い。丁半博打みたいなもんで、シンプルだが日本や世界の政治経済の影響を受けてるので、参加してる感はあるし、指標とか、要人発言で値動きが動いたりするのをゲーム性として考えると、案外奥が深く楽しめる。
大きく差が出るのが換算時給。実質的な稼働は注文処理だけであとは、株価チェックだけある程度できてれば、仕事中でも遊び中でも、ながらで十分対応可能。方針さえ決めておけば自動注文で寝てても問題ない。ここまでは株と一緒。重要なのは株は銘柄選びに時間をかなり要するが、日経225は一本勝負なんで銘柄選びにかかる時間が無いことだ。

まとめ

最近やっと結果がでてきたので書いてみたが、あくまでオレ流の話。一例だ。人それぞれ環境や状況もあるが、225ならいろんな人を幅広く受け入れてくれる相場なのは間違いない。いろいろ突き詰めて225にたどり着いたが、オレの場合手間が掛からないこと、つまり「換算時給」が結構重要な要素だと考えている。この先ずっと続けていくかはわからないが、できれば、不動産の家賃収入みたいな手が掛からなくて簡単なやつがあればやりたい。ザ•不労所得みたいなの。そのためにはやっぱ軍資金がもっと必要なのでがんばってみる。

アカギ-闇に降り立った天才 1

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